

マテリアル* 宝飾アンジェルミ取り扱いのジュエリーに使われる金属について。 大きくわけますと、プラチナ製品、金製品、スターリングシルバー(シルバー925)製品、 その他の金属使用の製品。(シルバーとその他の金属は、アクセサリーの金具等に使用) この4つに分類することができます。 ほとんどジュエリーは、天然石と金属を材料につくられております。 それぞれの金属が持つ、 特性や注意点などを知ることにより、深くジュエリーを理解し、 長くジュエリーを身に着け、楽しんでいただくことができるのではないかと当店は考えます。
白色の金属と聞いて最初に思いうかぶものは何でしょうか?
日本に於いては、やはりプラチナを思いうかべる方が多いのではないでしょうか。
まずは、非常に優れた貴金属プラチナについての基礎知識を書きたいとおもいます。
誕生: 約20億年前にプラチナは、巨大な隕石の衝突により誕生したといわれております。
そして、プラチナが装飾品として使用されだしたのは、今から3000年以上も前、紀元前1200年代のことです。
また、現存する最古のプラチナ製品は、エジプトの遺跡から発見された『テーベの小箱』といわれております。
欧米では、1700年代になってから貴金属として認められ、フランスのルイ16世は『プラチナは王の貴金属』と称しました。
ここ日本では、明治時代にプラチナの宝飾品が作られ始めました。
特性: では、プラチナとはどういった性質や特徴をもつ金属なのでしょうか。
第1の特徴としては、融点が1769℃と極めて高い事と、比重が21.45と大変重いことがあげられます。
溶ける温度が高いことから、非常に精製をすることが難しく、高度な技術が必要とされています。
第2の特徴として、その化学的な安定性の高さがあげられます。
熱に強く、酸などの影響によっての変色や変質も、ほとんど起こりません。
また、金属として非常に粘りがありますので、小さな爪などでダイヤを留める事にも適しています。
希少性: 世界最大のプラチナ産出国は南アフリカで、総採掘量全体の約80%を産出しています。
また、これまでの人類の歴史で産出したプラチナを、すべて合わせたとしても金の約30分の1で約4000トン。
これは、オリンピック競技用のプールに注いだとしても、ようやく足首がつかる程度にしかならないのです。
そして、原鉱石1トンから、約3グラム(細いマリッジリング1本分の重さ)しか採ることが出来ないほど、希少です。
純度: 日本では、通常、チェーンやネックレスのようなものは、Pt
850(プラチナ850)が使用されており。
指輪やペンダント、ブローチやイヤリングは、Pt900(プラチナ900)が使用されております。
Pt 1000(純プラチナ)やPt 950使用のジュエリーも、マリッジリングなどで作られてはおりますが。
メーカーやブランドにより、さまざまな特殊な加工が施してあります。
その特殊な加工ゆえに、指輪のサイズ直しや修理などが困難なものもございますので、
購入時によく確認されることを、お奨めいたします。
ジュエリーとして使われるPt 850やPt 900には、加工性を高めるために割金が混ぜられているのですが、
代表的な割金として、パラジウムという同じプラチナ属の金属が使われます。
その他に、硬さの強化を目的として、ルテニウム(プラチナ属の金属)などを混ぜることもあります。
なぜ、こういった割金を混ぜるのかというと、プラチナ自体が非常に柔らかな金属であるためです。
割金を使用したプラチナ合金でも、デザインや、扱い方によっては、キズがついたり、形が変形することがあります。
そのためロジウム(プラチナ属の金属)で表面をコーティングすることが一般的です。
店頭に並んでいる日本製プラチナジュエリーのほとんどには、この加工が行われております。
また、変形したリングは店頭で型直しができますので、ご相談ください、
ただし、石が入っているデザインのものは石がぐらついている可能性がありますので、
お預かりして、石留めと同時に型直しをさせていただく場合がございます。
最近、プラチナの純度が低い材質を使用のジュエリーであっても、 プラチナジュエリーと名乗っているものがあります。 日本ではプラチナ含有量が85%未満の製品は、政府がおこなっている品位証明をとることも出来ません。 さらには、金属アレルギーを起こしやすい金属(ニッケルなど)が含まれている可能性もあります。 著しく、質の劣る製品が、プラチナ製品を名乗ることは非常に問題が多いと思われます。 材質に何が使われているのかを良く確かめて、ジュエリーを楽しんで身に着けましょう。